偏光子と旋光計

2015-10-16

旋光計は、溶液中の「光学異性体」の純度や濃度を測定するための装置です。光学異性体は光学活性物質とも呼ばれ、偏光面を回転させる性質があります。偏光面の回転の度合い、即ち「旋光度」は、溶液中の光学異性体の濃度に比例するので、偏光測定を行うことで、その純度や濃度の測定ができるのです。無題

身の周りの光学異性体としては、砂糖やL‐グルタミン酸ソーダなどが挙げられ、砂糖の主成分であるショ糖の他、薬品や食品添加物には旋光性を有するものがあり、医薬品、製糖、食品分野などで、純度試験や品質管理・研究開発等に利用されています。医学においては糖尿病患者の血中糖濃度を測定するのに用いられています。

ガラス偏光子 Glapola®は高い消光比を持つことから、旋光計に必要となる「偏光面の変化」をより細かく、高精度に読み取ることが可能となります。光源にレーザーを用いた際に懸念される素子の劣化も生じず、安心してご使用になることが出来ます。是非お試しください。

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