耐久性向上のポイント

Before

使用後の樹脂偏光子

使用後の樹脂偏光子

液晶パネルのオン/オフ制御に樹脂製のフィルム偏光子を使用しておりました。しかし、高輝度機種などでは偏光子の温度が200℃を超えてしまい、偏光子が焼けて機能しなくなる問題がありました。素子を冷却する空冷ファンの出力を強めることで対応しておりましたが、余分な電力を消費してしまうので解決策を模索しておりました。


After

使用後のガラス偏光子

使用後のガラス偏光子

耐熱性に優れ、可視光領域で使用することができるガラス製の偏光子を組込むことにより、偏光子の温度上昇を気にせずに光学設計を行うことが可能になりました。また、冷却ファンの出力を抑えることができるようになったことから、装置の消費電力を抑える効果も得られました。

ガラス偏光子は無機材料で構成されているため、耐熱性に非常に優れております。-40~350℃までの温度領域であれば全く特性が劣化いたしません。光源の種類、温度、光密度を気にすること無く使用できるのがガラス偏光子の特長です。