偏光子の用途・偏光サングラス

水面内の観察

水面内の観察(左:偏光子なし、右:偏光子あり)

偏光子は、朝日や夕日が水面や路面で反射したギラギラとした光を抑える(カットする)ことができます。写真撮影におけるフィルターや釣りの際に使用するサングラス等にも利用されている他、余分な反射光をカットして必要な信号光だけを検知する必要があるセキュリティカメラや画像センサー、画像処理関連分野等に利用されています。

左の写真では、水面での光の照り返しで水中の魚がほとんど見えませんが、右の写真では水中の魚が良く見えます。右の写真は、偏光子(偏光サングラス)を使用して撮影しているため、水面で反射される特定方向の振動の光を遮断しているからです。光の入射角度にもよりますが、水面では水面に平行に振動する光が多く反射されます。この水面に平行に振動する光を偏光子で遮断することにより、余分な反射光がカットされ、水中が良く見えるようになります。